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「ことでん」と濃~い「讃岐の京急」(2)
 注;旅行記的なのについては追記です。

 前回に引き続き今回も長尾線。終日2両編成が行き交い、単線区間が長いのでローカルな香りがほどよく漂っているのですが運転本数は時間3本と、日常生活の足としてのぎりぎりを保っています。

 終着駅の長尾駅は、かなり立派な外見でお洒落な洋風住宅という感じです。駅前には駐輪場が整備されていてパーク&ライドで利用者を確保しようとの姿勢が読み取れます。
 ことでんに限らず、多くの駅でパーク&ライドは推進されています。けれども果たしてそれは、公共交通へのモーダルシフトの呼び水となるのでしょうか?

IG_5449.jpg

 そもそも公共交通の交通手段としてのメリットに、移動者自身が移動手段を持たなくてよいという点があります。例えば、自動車であれば自動車本体とガレージが必要で、移動先においても駐車場が必要です。しかし、鉄道においては個人個人が車両や駅を所有する必要がありません。これは、都市空間の利用という観点からは非常に重要性の高いメリットです。なぜならば、移動者一人当たりの交通関連施設の面積が相対的に小さいからで、これにより浮いた土地を住宅なり商業施設・公共施設に回せます。また、輸送密度が必然的に高くなるため人の密度も高くなり、土地の高度利用が進みます。以上の点から、公共交通の発達した地域は高密度な都市形態を持っているといえます(例えば新宿・横浜。逆の例としてはデトロイト・多くの地方都市)。
 一方、近年では自治体側の必要最低限の公共施設や福祉の供給という観点や、経済効率の観点からコンパクトシティという概念が注目を集めています。これは高密度な都市形態を目指すもので、スプロール開発により都市が郊外化して低密度に人が散らばってしまった状況を改善しようとしています。その中では、移動手段の主役は公共交通であるので、自動車社会のアメリカにおいても、低密度がもたらす弊害を問題意識して都市の中心部にLRTを敷設するなどの動きがあり、日本でも弱々しいながらも動き始めています。
 さて、それではパーク&ライドについて考えてみましょう。ことでんや多くの経営の苦しい鉄道路線では、駐車場は地方自治体の負担により整備されることが多いです。このため、間接的な経営支援として機能していますがそれゆえに採算性は二の次となりますし、利用者数を確保するため破格の価格設定が行われます。大規模な負担は出来ない上に、地価が低いため平面式となることが多く駅前の一等地が使われることも珍しくはありません。そのため、駐車場は土地の低度利用となってしまいます。また、駐車場はその性質上何の生産ももたらさないので、都市の核となるべき駅の目の前に空白地帯が生じてしまうのです。都心においても駅前駐車場は存在しますが、基本的には高度利用するための待機状態であり、駐車場としての役割を担い続ける必要はありません。
 ですから、むしろ、コンパクトシティ化を進めるには、公共交通の自動車交通に対する優位性を明らかにすることが必要です。それには、公共交通と自動車交通の共存よりも自動車交通の縮小という目標の方が適しており、中心市街地への自動車進入禁止もしくは有料化の方が効果的です。中心市街地が消滅してしまえば、コンパクト化は不可能なので、その前に対応する必要があります。ただ、現実的には道路交通への規制は自治体が簡単にかけられるものではなく、有料化は極めて厳しいのですが、それでも歩行者天国への認可はおりやすくなっているので、それを活用していくという手段等があります。鉄道事業者も、サービスを提供しているとの自覚が強くなれば付加価値の増大により優位性がつくれるかもしれませんね。新生ことでんには、地域再生のステークホルダーとしても期待していきたいです。

 論理性の足りない文になってしまいましたがお許しください。長尾線の画像は追記で、ひとことずつ添えて紹介します(本来は順番逆でしょうけどw)



IG_5463.jpg
 長尾線の代表的な橋梁。良い色に石が染まって、長い年月を想わせる。

IG_5452.jpg
 警報機もない素朴な踏切。生活に溶け込んだ鉄道こその風景。

IG_5489.jpg
 洗濯物と線路。共に日常だからこその近い距離。煙を吐かない電車は服にもやさしい。

IG_5506.jpg
 新たな駅で、新たな人生をことでんと1000形は歩んでいく。(学園通り駅にて)

IG_5484.jpg
 地下から飛び出て空を味わう、元名古屋市交通局所属車。広い空はやっぱり気持ちが良い。

IG_6313.jpg
 ことでんと切っても切れない深い縁をもつ駅へ。

IG_6236.jpg
 異色の組み合わせも似合ってしまう。一番寛容で、万能だ。

IG_6029.jpg
 ことでん、高架、水田、不思議な組み合わせも混ぜてみるのも面白い。

IG_6077.jpg
 一瞬途絶えかけても、先はまだまだ明るい。がんばれ!ことでん
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