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落ち着かんな~
あ”-、落ち着かん(;_;)

やらなければとか、やっておいたほうがいいだろう的なことは数多あるのにじっくりと取り組むことが 
のできないこの頃。11月末の状況に近いのか?

さて、そんな心境なので異例の1日2回更新に踏み切ってしまったわけだが、更新を停止していた間のことについては全て決着がつくまでお待ちいただきたい(まぁそれ以前から見てたって人は少ないでしょうけど)。後期のこともあるし、国語からは離れていた分、駄文であってもこのブログをリハビリに何かを書いていくことにしましたのでお付き合い願います。

まず、今年度読んだ本をリストアップして振り帰ってみます。今年度といっても10月以降しか読んでないんですけどw

[夜と霧]     
V.E.フランクル
[意味への意志]  
同上
[死ぬ瞬間ー死とその過程についてー]
エリザベス・キューブラー・ロス
[翻訳語成立事情]
柳父 章
[迷い鳥]
ロビンドロナト・タゴール

っと5冊しかない(汗
現在4冊を平行読みしているので実感より少ないのはそのせいですかね。新聞も読まなくなってしまったし(小学4年生くらいまではよく読んでたのにな、読まなくなった理由はまたいつか書きます)、小説を読む習慣ももたない無教養な人間ですのでたまに読む本でも随分な量だと錯覚してしまうのでしょうか。
とはいえ、上記の5冊は他人に読むのを薦めるのに値する良書であることは、誰が読んだとしても変わらぬ本自体の魅力でしょうからそれにあやからせていただきます。

まず冒頭の二冊。フランクルは精神科医として、そしてナチスにより強制収容所へ収監されたユダヤ人としてその名を広く知られた方です(エラソーに書いてますが、夜と霧を読むまではなんとなく聞いたことのある人程度の認識でした^_^;)。夜と霧は彼の、精神科医という視点と現実の収容者の視点を重ね合わせて見えてくる彼なりの人間観が描かれています。個人的に要約という作業は大っ嫌いなので詳細は本を実際に読んでいただきたいのですが、それだけでは人を読む気にさせることができないのもまた事実ですのでセールスポイント的なところを書いていきます。

極端な状況を考察する、これは社会学だけでなく多くの学問において有効なアプローチであることは多くの方が認めるところだと思う。古典力学における力の作用や物体の運動を考える際に、もし摩擦力が無かったらとか糸が切れるのは最下点だから、として考察を進めたことがあるはずだ。あるいは化学において、もし全ての分子が気体として存在するなら、として蒸気圧について考察した経験があるはずだ。また、数学において抽象的な関数の挙動について調べるときに極限をとることはほとんど無意識におこなわれるだろう。自然科学において、極端な事例を考察することは、具体的な例から普遍的な法則を推論することにつながるため非常に有効な推論方法なのである。しかし、これは帰納的推論の形をとらざるを得ない。すなわち、昨日と今日は寒かったから明日も寒い、というのと同じ推論方法なのである。もちろんこの推論方法では必ずしも普遍的真理を探り当てることは叶わない。故に、これだけでは不十分な推論に陥るため、自然科学では他の手段も用いて推論の妥当性を担保しようとする。実験の再現性は帰納法の帰結部が常に真理であることを求めるものだし、理論面での過程の説明は演繹的な推論の妥当性を得ようとする試みである。

さて、大きく話が逸れてしまったように思われるかもしれないが、自然科学のこのような姿勢を踏まえたうえで、人間存在のあり方なるものを考察しようとするとどのような姿勢が求められているのだろうか?

いま、何気なく書いた受身形の文章に違和感を感じていただけただろうか。そもそもこのような問いの立て方自体が一つの前提を内包しており一種の誘導尋問であると直感された方は、フランクルの著作を普通の方よりも醒めた目で捉えられるだろう。逆に、私のように違和感を感じずに考え込んだ人はフランクルの考え方にどっぷりと漬かるのが良いだろう。人はなぜ生きるのか?これは根源的な問いであり、誰しもが抱くことのある問いだろう。この問いに対する一つの解答をフランクルは示そうとする。[夜と霧]は彼がその解答を抱いた経緯に関する記録・見聞集であり、[意味への意志]は解答を示そうとする膨大な著作の一部である。彼は卓越した精神科医として確信犯的に、自然科学の手法に反する推論を用いて持論の正当性を論証しようとしている。つまり、極端な例から普遍的法則を見出す際に、極端な部分こそ本質であるとし、希望的人間観をそこに見出しているのだ。したがって、彼の抱く人間観は「そうあってほしい」との希望的領域からは抜け出しえない。それを承知しているからこそ、かれは多くの書物を書き、講演を行うことで論理ではなく感情面から人々の説得を試みたのだろう。絶望的な状況の中でも、己の価値観を貫くことがかれの主張した人間の実現する最後にして最高の価値なのだが、彼はそれを実践していたのである。精神科医という一人の自然科学者として、価値観という自然科学の領域を超えた分野に立ち向かった彼の著作には、勇気付けられるところが多く、科学と人間の関わり方についても適切な示唆を与えてくれるだろう。世界大戦を経験した者からの、「医学に人間を取り戻す」という言葉は重い。


[死ぬ瞬間ー死とその過程についてー]は上記5冊の中では最も強く読んでいただきたいと思う本である。それ故に、多くは語らない。ただ、後期だけではなく前期に受ける大学までも1月になって変更したことに重要な役割を演じたとだけ記しておく。

[翻訳語成立事情]は数少ない高校時代の尊敬する先生も授業中に紹介されていた本なので知ってる方もいるかもしれない(世間的には[夜と霧]が最も著名)。新書なのでサラッと読めるうえに、内容自体は単純なので気軽に手に取れる。ただ、良書の証拠か、示唆する内容が豊富である。日本人の思考構造について「カセット効果」という適切な用語を用いることで上手く説明を試みている。深く意味を考えずに言葉に意味を託す…このような姿勢をとってしまうことが多いことに気づかされた1冊であった。

[迷い鳥]はインド最大の詩人タゴールが来日を契機に著した詩集である。はじめて購入した詩集であったが、心にしみる詩という言い回しを初めて実感した。日本では本牧三渓園で有名な原富太郎と親しくし、何度も三渓園を訪れていたそうだ。やさしい言葉の言い回しで、深い意味を伝える、という寸評があるが、前述の[翻訳語成立事情]を踏まえるとやさしい言葉だからこそ意味が伝わるのだろう。

6 もしもあなたが太陽を見失ったときに涙するなら、あなたは星も見逃すことになる
20 わたしは、いちばんよいものを選ぶことができない。いちばんよいものが、わたしを選んでくれる。
79 人間はおのれに対して壁をめぐらす。
151神の大いなるちからは、そよ吹く風のなかにあって、あらしのなかにはない。
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コメント
Re: 後期の勉強なんて
> Peterさん

 レス遅れてすいませんでしたm(_ _)m

 実際に後期試験を受けてきたばっかりですが、前期とは違って手応え十分という感じでした。面接はやっぱり緊張してしまいましたが^^;

 自分でもっと本を読むことを啓発するためにも本の紹介は時々していくと思うので、琴線に触れたものはぜひぜひ読んでくださいねー。お互い幅広い教養と豊かな感性を養っていきましょう(^o^)/
(実はアドミッションポリシーに書いてあるフレーズだったり…使わなかったけどw)
[2012/03/13 15:15] URL | ローカル急行 #- [ 編集 ]


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